引退ブログ 4年 横内秀統
- ホッケー 立教
- 3月14日
- 読了時間: 9分
お世話になっております。この度立教大学男子ホッケー部を引退した横内秀統です。
現在、この文章を書いているのは2025年12月23日です。引退してから1週間が経ち、卒業論文も無事提出することができました。最近は暇ができたので、高校選抜ホッケー大会を見ています。本当にホッケーが好きなんだなあと我ながら思います。なので、熱冷めやらぬうちに引退ブログを書いてしまおうと思います。拙く、そして長い文章になると思いますが、よろしくお願いします。
1年生として入学した時は体育会など全く考えもせずにサークルに入ったのですが、当時の自分には肌に合わず、顔合わせ会を途中で抜け出してきていました。そんなとき、拓真さん(24卒/引退ブログ未執筆)に誘われ、体験会に行き、なぜかその日にキーパー防具を付け、そのまま入部することになりました。
ホッケーのことは全く知りませんでしたが、自分が中高時代にやっていたサッカーに似たスポーツということもあり、当時副将だった吏功さん(23卒/歌うま)の話を途中で遮って戦術の話に口出ししてめっちゃ怒られたことがありました。今考えれば、笑い話にもできないぐらいヤバいことをやっています。本当にすみませんでした。元から声が取柄なタイプではあったので、ベンチに入れていただいたこともありました。最終戦、4Q残り1分で勝ち越した後、山田さん(23卒/会いたい)が試合に出れずに終わってしまったのが自分事のように悔しかったことも鮮明に覚えています。
2年生になり、同期が次々とピッチに立っていきます。スコアラーになったりして活躍する姿が頼もしかったと同時に、自分もピッチに立ちたいという気持ちもありました。しかしGKという椅子は1つ。浩輝さん(25卒/コミュ力おばけ)を超えなきゃいけないという気持ちがありながらも、浩輝さんの活躍をそばで見ていたいという気持ちもありました。秋リーグの準決勝・一橋戦、浩輝さんでなければ勝てなかった、GKが試合を勝たせた、あの瞬間に立ち会えたことは幸せでした。
そんな中、転機が訪れます。秋リーグ決勝の前、忘れもしません。自分はその時家電ショップ、ノジマ荻窪駅前店(26卒主将のバイト先)のドライヤーコーナーにいました。そこに当時の主将あっきーさん(24卒/ビッグリスペクト)からLINEが届きます。内容は「浩輝が出れないから武蔵大学との決勝戦に出てもらうよ、準備しといて」というものでした。その日からずっと緊張が取れないまま、試合の日を迎えました。公式戦デビューが優勝決定戦になったわけです。その試合、2点先行されましたが、3-2で逆転勝利を収め、優勝することができました。あの大井メインでのナイターゲームは人生で絶対に忘れないと思います。日体大との入れ替え戦もピッチに立ちましたが、その試合は0-2で負けました。1点目の右下に決められたフリックの悔しさは今でも忘れません。同年のスローガン「positive for the triumph」の通り、あっきー世代でやるホッケーが自分の中では純粋にプレーする楽しさを感じることができました。
3年生になり、副将補佐という役職をいただきましたが、なにをやったかと言われれば特段やっていなかったと思います。この年で一番印象に残っていることといえばにっしーさん(26卒(?)/卒業式一緒に写真撮りたいので必ず来てください)の公式戦寝坊でしょうか。あれはびっくりしましたね、衝撃でした。そんなことはさておき、この年は春リーグの4試合、試合に出させていただきました。浩輝さんが復帰してからはベンチに回りましたが、ベンチでも自分にやれることをやったつもりではいます。秋リーグの最後、学習院戦では三宅世代をきれいな形で終えることができてよかったです。
4年生、あっという間に最上級生になりました。役職は持っていませんでしたが、チームが良い方向にいくにはどうすればいいかということばかりを考えていたように思います。ピッチには後輩のちせいが立ってくれました。ちせいがみるみる成長していくのを間近で見ていて、本当にすごいなあと思っていました。自分宛てに作ってもらった引退記念のメッセージブックには「嫌われる勇気を感じました」なんていうかっこよさげな言葉を書いてくれる後輩もいましたが、そんな大層なことが出来ていたのかはわかりません。現役としての最後の活動だった同立戦では、選手としてOB戦に1Q出場し、現役男子戦ではアンパイアをしました。ここまでが自分のざっくりとした4年間の振り返りです。
ここからは自分事の話が(さらに)長くなります。読んでいただける方はぜひお付き合いください。選手としてのキャリアの後半、特にずっと考えていたことがあります。それは「チームのためになにができるか」ということです。どうすればいい練習になるだろう、どうすれば学年の垣根を越えてチームの矢印が同じ方向に向くだろう、どうすればみんなが楽しくホッケーと向き合えるのだろう。そんなことばかりを考えていると、いつの間にかピッチに立つ選手としての主体が抜け落ちていきました。
ありがたいことに、ピッチに立ってる自分が見たいと伝えてくれる人が部内・部外問わず、ちらほらいました。ときどき内緒で試合を見に来て、自分に会うこともなく内緒で帰り、次に会った時に、知らないはずの試合の話を急にはじめるという変わった知り合いもいましたし、両親は「お前がピッチに立つなら見に行く、立たないならインスタライブでいい」と言ってくれていました。こういう人たちの期待に応えることができずに申し訳ない気持ちです。チームの最終目標は勝利で、自分が一番上手くなって無失点に抑えれば負けることはないのに、なぜそこにフォーカスできなかったのだろうと思います。「ナイスキー」と声援をかけられる浩輝さんやちせいを見て、うらやましいと思ったことも多々あります。なのに努力はできなかった。今思えば逃げていた、という側面が強いのだと思います。
その一方で、ピッチに立たない選手という中でやれることは全部やったという自負もあります。そのひとつがアンパイアです。まだ自分も駆け出し中の駆け出しですが、自分にとってのアンパイアの魅力を3つに絞るなら、①熱量のある選手たちの近くにいれる、②目立たないことを正解のひとつにできる、③ホッケーに携わることができる、というところです。自分は試合を作るという点においてアンパイアは選手と同等の立場であると思っています。FW、MF、DF、GK、UMP(アンパイア)といったイメージでしょうか。アンパイアはプレイヤーの一人なので、ミスもありますし、良い判断もあります。しかし良い判断をしても注目は浴びません。良いプレーができれば目立たない、目立つのが苦手な自分にはぴったりです。でも分かる人には分かるすごさがあって、小さいコミュニティで褒めてもらえたりする。しかもそれを大好きなホッケーでできる。自分はこういうところにホッケーのアンパイアとしての魅力を感じます。
ここからは4年間やって学んだことで、後輩プレイヤーに伝えたいものを2つ、後輩マネージャーに伝えたいものを1つにまとめることにしたいと思います。まず、プレイヤーへの1つ目は「ホッケーを好きになることがなにより大事」ということです。「好き」という気持ちはなによりも原動力になります。「好き」という気持ちでストイックになにかを行うことはなんの苦にもなりません。どういうきっかけでホッケーを好きになることができるのか、それはわかりませんが、みんながホッケーを好きになれる部活環境というものが、“本当の意味での”良い空気感を作るように思います。
2つ目は「ピッチ上では一番輝く選手になることを目指す」方が成長できるんじゃないかということです。ピッチに立ちたい、活躍したい、主役になりたい、こういう想いがホッケースキルや人間性を成長させてくれるのだと思います。その代わり、自分がピッチ外にいるときは、ピッチ内の選手を強く支えてあげてほしいと思います(公式戦に限った話ではない、というニュアンスで受け取ってほしい)。支え方は本当にさまざまですし、言い換えれば支え方は自分の色が出せるところだとも思います。
次にマネージャーに伝えたいことです。プレイヤーである自分がマネージャーに伝えたいこと、というと偉そうな感じがすごくしますが、いったん棚に上げさせてください。
マネージャーががんばる理由は人それぞれだと思います。それでいいんだとは思いますが、もっといろんなことにチャレンジしてみてほしいと思います。うちの同期や、後輩でいうとこっちゃん、ひなこ、さやには練習中にアンパイアを頼むことがありました。これはあくまで一例ですが、自分の特徴を作ることや、やれることを自発的に考えることはすごく大事なことだと思います。マネージャーという枠に縛られずに関わることでチームが得られる恩恵があると思うし、それが特に富士見グラウンドでの普段の練習で今まで以上に発揮されると個人的にはすごくうれしいです。
1年生は「ホッケーが好き」が一番出ている代だと思います。これから色々な苦難があるとは思いますが、好きという気持ちを大事にしていってほしいです。2年生は関わっていて本当に楽しい代でした。自分に対しては9人中5人が生意気な代(特に兵庫)ですが、のびのびとホッケー部で活動していってほしいなと思います。3年生は最上級生でチームを引っ張る立場です。パッと見、チームを引っ張るような性格の人が見当たりませんが、従来の上級生像に囚われず、自分たちの方法を見つけていってほしいなと思います。
GKチームには別で感謝を書こうと思います。先輩である山田さんと浩輝さんには本当にお世話になりました。先輩方の背中を見るのが本当に幸せで、本当に楽しかったです。ごはんに誘ったらぜひ来てほしいです。話したいことがたくさんあります。
後輩のちせい、りんたろう。こんな先輩だったけどついてきてくれてありがとう。本当はもっと背中で見せるべきだったんだろうけどね。最終年のGKチームは本当に良いチームで、特別な感情が自分の中にあります。来年がんばってね。言われなくてもやるわ、と2人は言いそうですが。
自分自身の今後ですが、ホッケーという“沼”にハマってしまったため、社会人をしながら、ホッケーのアンパイアとして活動することを今のところ考えています。ホッケー場にいることも多いと思うので、また会ったら声をかけてください。ご飯のお誘いも大歓迎です。僕が知らない人で、自分のことを知ってくれている人でも大歓迎です。まだあんまり仲良くない人と行くごはんは新しい発見がたくさんあるので案外大好きだったりします。
長くなりましたが、このあたりでエンディングとしたいと思います。長いようで短い4年間でしたが、この経験が多くの人との縁をつなぎ、自分自身を成長させてくれました。多くの人に選手としての4年間を支えていただいた分、今度は自分が誰かを支える側になることで、より多くの人に恩を送っていきたいと思っています。
最後に、自分のホッケー部での4年間に携わっていただいた瀬戸さん、汰一さん、浅見さん、真由美さん、内田さん、マキさん、ひとっちゃん、山岡さんをはじめとするすべての方々に感謝申し上げます。これからも立教ホッケー部を心から応援しています。
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